俳句効果2
すっかり
秋の風に
秋の空に
秋の日差しに
秋の空気に
なった
母は入院したときのことを覚えていなかった
倒れて救急車で3回運ばれたことを
○先生のところで点滴うったことも
あのときは悲惨な状態だったなあ
歩けない話せない
それに顔が
脳が働いていないといった顔になっていた
一瞬で人間ってこんなにも変わるんだと思った
そして、退院して3日目
なんとか手すりに触りながら歩けるようになった
トイレに一人で行けるようになった
よかった
でも妄想は相変わらずだけど
3時にリビングに差し込む長い日差しのなか
レースのカーテンをわずかに揺らす風を感じながら
母に秋風のお題をだして一句作ってみてとお願いしてみた
こんな一句が出来た
秋風や 日差し眩しく 西の空 おばあ
俳句が作れる日は調子がいいわ